KA神奈川、ビクトリーで木原が競り勝ち、ニッペを下す

木下アビエル神奈川 32 日本ペイントマレッツ
7勝4敗 4勝8敗
1 長崎美柚 11-4 11-6 サウェータブット
木原美悠 出雲美空
2 杜凱栞 8-11 5-11 11-9 4-11 加藤美優
3 石川佳純 11-6 11-7 11-7 李皓晴
4 浜本由惟 9-11 4-11 7-11 サウェータブット
5 木原美悠 13-11 加藤美優

 

年末にかかわらず1600人を超すファンが詰めかけた

 

観客1623人を集めた木下アビエル神奈川対日本ペイントマレッツ。

トップはワールドツアー・グランドファイナルで優勝したKA神奈川(木下アビエル)の長崎と木原。対するニッペM(日本ペイント)はサウェータブットと出雲のペア。グランドファイナルチャンピオンのKA神奈川ペアの安定感は抜群。一度も相手にリードを許さず、11-4、11-6のストレートで勝利した。

グランドファイナルで優勝した長崎と木原のペアは自信満々で相手ペアを寄せ付けず

2番はKA神奈川の杜凱(ド・ホイカン)対ニッペMの加藤美優。杜は世界15位、加藤は同23位。1ゲーム目、杜が6-4とリードするもそこから加藤が5本連取して、9-6と逆転。10-8から杜のバックドライブがネットミスして、11-8で加藤がゲームを先取。

2ゲーム目、加藤のカウンターとブロックが決まり、6-2とリード。そのまま1b1-5と加藤がゲーム連取。

3ゲーム目、5-2、8-4と杜がリードを奪うも、加藤は粘り、8-8と並ぶ。しかし、10-9から杜がバックハンドを決め、11-9とゲームを奪い返した。加藤は勝ち急ぎの感があった。

4ゲーム目、出足から加藤はチキータと逆チキータをうまく使い、先攻。ラリーでのミスもなく、5-0とリード。10-4からフォアドライブで最後を決め、11-4で取り、見事勝利。

ニッペのエース加藤は杜に完勝

3番は五輪代表を決めた石川(KA神奈川)対李皓晴(ニッペM・香港)。石川は台上での積極攻撃とラリーになってからのカウンター攻撃を随所で決め、ストレートで李を下した。精神的にも五輪代表が決まり、余裕さえ感じる戦いぶりだった。

石川のコメント。「9月以来のTリーグですね。勝てて良かった。今までのようなプレッシャーもなく、何回か良いプレーもあった。グランドファイナルのあと、仙台でのトップ12までは練習をしていなくて、それが終わってからはこの試合に向けて毎日練習してました。Tリーグのファイナルは目標でもあるし、年末にたくさんのお客さんに自分のプレーを見てほしかった」

五輪代表を決め、重しが取れたような伸び伸びとしたプレーを見せた石川

 

 4番はKA神奈川は浜本、ニッペMはサウェータブット(タイ)。Tリーグに参戦してからのサウェータブットの成長は著しい。浜本のドライブを時にカウンターで攻め、鋭い先制攻撃も冴え、ストレートで下した。試合はビクトリーマッチにもつれこんだ。

Tリーグの試合に出るたびに力をつけているサウェータブット。浜本に完勝した

 

ビクトリーマッチはKA神奈川がなんと木原。エースの石川ではなく、速攻中学生の起用だ。一方のニッペMは2番で杜を下した加藤。

11本の1ゲーム勝負。出足で木原が2-0とリードするも、加藤がすぐに2-2に追いつく。3-3、5-3と木原がリードしたところで加藤はタイムアウト。次を木原のバック強打が決まり、6-3。お互いが狙いすぎて攻撃ミスを重ね、木原7-6のリード。そして木原の打ちミスで8-8の同点。次を木原のバックが加藤のフォアを突き、9-8。9-9から加藤のしゃがみ込みサービスがエースとなり加藤が10-9でマッチポイントを奪う。次を加藤のバックがミスとなり、10-10。加藤のバックドライブを木原がカウンターミスで11-10。加藤のツッツキのミスで11-11。

木原のフォアドライブが決まり、12-11。最後はバック対バックで木原が打ち勝ち、13-11で木原がKA神奈川に勝利をもたらした。木原はこれでビクトリーマッチ3連勝。

「1番ではいつもの自分たちのプレーができてよかったけど、ビクトリーマッチは直前に出ることを聞いて、心の準備ができてなくて、すごく緊張しました。9-10でリードされたけど、思い切って向かっていくだけでした」(木原)。

KA神奈川の劉監督は「今日の試合は苦しかった。チームの力で最後は勝つことができた。これからも頑張ってファイナルに進みたい」とコメント。

ビクトリーマッチで加藤に競り勝った木原
チームの勝利を決めた木原